2026.08.07
カテゴリ01 「普通のプリントTシャツよりもインパクトのあるTシャツを作りたい」という方におすすめなのが発泡プリントTシャツです。もこもこした質感や立体感のあるデザインには、普通のプリントTシャツにはない魅力があり、アパレルブランドからも発泡プリントを用いた製品が数多く発売されています。
本記事では、発泡プリントの基本的な仕組みや魅力を説明すると共に、発注前に知っておきたい注意点やデザインのコツをまとめました。
本記事では、発泡プリントの基本的な仕組みや魅力を説明すると共に、発注前に知っておきたい注意点やデザインのコツをまとめました。
発泡プリントの基本的な仕組みを紹介
発泡プリントとは、一般的なシルクスクリーン用のインクに発泡剤を混ぜた特殊インクを用いる印刷方法です。発泡剤入りの特殊インクは、加熱すると膨張する性質があり、イラストやロゴ、フォントなどを立体的に表現できます。プリント部分の加熱には熱プレス機や、トンネルと呼ばれる乾燥機を用いるのが一般的です。
なお、プリントの膨らみ具合は特殊インクの使用量や加熱時間などによって変化します。そのため、ニーズやデザインに合わせて発泡の高さを調整することも可能です。
発泡プリントTシャツの魅力

発泡プリントで作ったTシャツは、一般的なスクリーン印刷のTシャツに比べて次のような魅力があります。
もこもこの質感
発泡プリントは、膨らんだ部分がもこもこと柔らかい質感になるところが特徴です。触感もベース部分に比べてふんわりとしているため、質感の違いも楽しめます。立体感のあるデザイン
発泡プリントの魅力は、なんといってもプリント部分を立体的に表現できるところです。プリント部分だけを膨張できるため、イラストやロゴ、フォントをより強調したデザインになります。「もっとデザインを前面に出したい」「見た目にインパクトのあるTシャツにしたい」というニーズにぴったりの手法です。発泡プリント製作の前に知っておきたい注意点
発泡プリントでオリジナルTシャツを製作する場合の注意点は、一般的なプリントTシャツとは異なります。普通のプリントTシャツと同じ感覚で取り扱うと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があるため、あらかじめ気を付けるべきポイントをチェックしておきましょう。複雑なデザインの表現には不向き
発泡プリントでは特殊インクを載せた部分が立体的に膨らむため、複雑なデザインの表現はあまり得意ではありません。例えば、キャラクターの髪の毛など細い線がいくつも並ぶようなデザインでは、膨張したときに線が潰れ、意図したデザインに仕上がらない場合があります。複雑で繊細なデザインなどをプリントしたい場合は、発泡プリントではなく、一般的なシルクスクリーン印刷を検討した方が良いでしょう。
やや白っぽい仕上がりになる
発泡プリントは、膨張によってインクが引き延ばされる分、やや白っぽい仕上がりになります。元々淡い色でデザインした場合はさほど気になりませんが、濃い色の場合はデザイン時の仕上がりイメージとの差が大きくなりやすいため注意が必要です。
Tシャツの素材が限定される
一般的なプリントTシャツは、ベースとなる生地を綿やポリエステル、混合素材などさまざまな素材から選べますが、発泡プリントは基本的に綿100%の素材にしか印刷できません。インクが膨らむときに周囲の生地が引っ張られ、ある程度の伸縮性が求められるためです。また発泡プリントは加熱によってプリント部分が膨張するため、熱に弱い生地も不向きです。これらの条件を満たせる素材は限られており、実際には綿が選択肢になります。
発泡プリントTシャツで失敗しないためのデザインのコツ

前述した発泡プリントの注意点を踏まえた上で、Tシャツ製作に失敗しないためのデザインのコツを2つご紹介します。
できるだけシンプルなデザインにする
プリント部分の膨張時に線が潰れないよう、できるだけシンプルなデザインにするのが基本です。例えば細い線を使用しない、線と線の間の余白を十分に取るなどの方法が挙げられます。プリント部分の膨らみはインクの量や加熱時間によって差が出ますが、1.5〜2mmくらい膨らむことを想定してデザインすると良いでしょう。
淡い色でまとめる
発泡プリントは膨張時にインクが薄まって白っぽくなるため、淡い色でまとめた方がイメージ通りに仕上がります。例えば白色やベビーピンク、レモンイエローといったパステルカラーなら、当初のデザインとの差が出にくいでしょう。通常のプリントTシャツの場合、パステルカラー同士を組み合わせるとデザインがぼやけがちです。発泡プリントならプリント部分を立体的に表現できるため、明るい色同士でもデザインが際立ちます。
なお黒や紺などの濃色は色味がくすんでしまう可能性があるため、使用を控えるか、あるいは色が薄くなるのを想定したデザインを採用した方が良いでしょう。
発泡プリントTシャツのお手入れ方法
発泡プリントTシャツは、普通のプリントTシャツに比べてプリント部分がデリケートなため、お手入れする際は取り扱いに気を付ける必要があります。ここでは、発泡プリントTシャツの正しいお手入れ方法を3つのポイントに分けて確認していきましょう。
摩擦を避ける
発泡プリントは摩擦に弱く、表面をこするとプリントが剥がれる可能性があります。着用時や洗濯時は、プリント部分に余計な摩擦が生じないよう気を付けましょう。特に洗濯時は、Tシャツを裏返してプリント部分が内側に来るようにしたり、洗濯ネットに入れたりする工夫が必要です。手洗いの場合はもみ洗いは避け、優しく押し洗いすることを意識しましょう。
タンブル乾燥はNG
発泡プリントTシャツをタンブル乾燥すると、熱の影響でプリント部分が剥がれる可能性があります。洗濯機で洗う場合はタンブル乾燥を避け、外での陰干しや部屋干しで乾かすようにしましょう。なるべく他の衣類と重ならないよう保管する
発泡プリントTシャツを長時間にわたって他のものと密着させると、プリント部分がくっついたり剥がれたりするため、保管方法にも配慮が必要です。発泡プリントTシャツを平置きで保管するときはプリント面を上にし、その上から他の衣類を載せないようにします。つり干しする際にも、衣類同士の間に適度な隙間を空け、プリント面が重ならないようにしましょう。
発泡プリントTシャツは立体感や独特の質感が魅力
発泡プリントは、加熱で膨張する特殊なインクを使うことにより、デザインに立体感や独特の質感を与えられるところが特徴です。ただし、プリント部分が膨らむ分、繊細な描写が難しい、色が白っぽくなりやすいといった注意点もあるため、デザインをする際は描写や色選びに配慮しましょう。「発泡プリントに適したデザインの方法が分からない」という場合は、プロにデザインを代行してもらうのも一つの方法です。
オリジナルTシャツの製作サービスを行っているエドバンでは、フリーハンドでデザインを発注したり、デザインパーツを組み合わせてデザインしたりできます。フリーハンドからのデザインの場合、シンプルな通常デザインであれば無料で対応が可能です。「ぱっと人目を引く魅力的な発泡プリントTシャツを作りたい」とお考えの方は、ぜひエドバンのオリジナルプリントTシャツサービスをご利用ください。

